2009.01.02
二日目
朝 6 時起床。さすがに北国でしょうか、暖房無しでは室内がヒンヤリした塩梅である。
宿の朝飯を食べトボトボと松本駅前まで出ると -5 ℃の表示が。そりゃ寒いわな。
篠ノ井線プラットホームで 10 分ほどボーっとして長野行きの電車に乗車。ボロじゃのぅ。
篠ノ井線名物姥捨駅のスイッチバックで善光寺平を眺めながら下っていくとミゾレ模様に。
おぉう、やっと雪の気配がやってきたよーと長野駅へ滑り込むと微妙な残雪があった。
駅の売店で食料飲料を確保して飯山線の気動車に乗車・・・・まわりがほぼ同業者ばっか。
結構ゲホゲホ云うてるヤツが多いのでマスクも着用する。ツマラヌ所で準備が良いワタクシ。
豊野を過ぎて一面銀世界になり飯山を過ぎて軽く吹雪、野沢温泉から森宮野原あたりが
積雪最高潮・・・とは云っても全然降ってない積もってない感じ。なにせ森宮野原駅には
駅での積雪日本記録 7.85m を喧伝する標柱が立っている超豪雪地帯なのだ。( ̄▽ ̄;
越後川口に着いて小出に抜けて只見線行くかと思いつつ同業者が全部そっちに流れたので
やっぱやーんぴと長岡方面へ進げ・・・・一時間待ちですと?良いよ昼飯にするさーと吃音の
同業者と村の繁華街へ買い出しに行く。おぉ!ソバメシがあるじゃねぇか!筆談で大盛上り。
3 パックすべて買収し駅の待合室で筆談しながら昼飯。ふと思い立って長岡の友人に電話。
きっと実家へ帰っとるじゃろなーと思い今回の件は連絡してなかったがヒマなので。(鬼
そしたら予想通り実家へ帰っていた。でも、ふだんはアンマリ帰ってなかったらしい。(笑
なんじゃらオメデタだそうで、また春にでもオイデんさーヒマだと思うしーとありがたいお話。
忙しいんじゃない?と思ったりもするけど。( ̄▽ ̄;
遅れていたっちゅうか間引きで次の電車に回されてた(笑)我らも電車に乗り長岡方向へ。
この頃、直江津-柏崎の信越本線で線路下が波に洗われて崩れちまい不通になったと
某所から入電しオイラ関係無いもーんと思っていたら吃音の同業者が頭を抱えていた。
「今から行く方向なのに・・・」とノートに書かれたのが哀愁を誘う一幕であった。
んで、後続がイマイチ来ない気配だったので新幹線で新潟まで高飛び。同業者も
燕三条まで飛ぶことに。もう新幹線ワープ使いまくりであるが災害ならしゃーない。
燕三条で同業者下車。弥彦山で初詣する気になったらしい。良い旅路を!でお別れする。
太陽の下あたりが弥彦山辺りじゃないかしら?
つつーっと走って新潟に着くとチラホラ雪が舞うもほとんど晴れみたいなもんであった。
とりあえず駅周辺からグルグル探検し、駅はデカイけど案外ショボそうな街な気がする・・
なんだろうな・・・城の無い姫路なんて表現が合うような按配。どうせ夜行までヒマなので
新潟の繁華街である古町にバスで進撃。靴擦れで一寸歩きにくいので楽をさせて頂く。
・・・・船場あたりと姫路みゆき通りが合わさった程度というのでしょうか・・・・しょぼいなぁ。
そして余所者のワタクシ的には驚くほど東京を向いた街。東京にしか目が向いてない街。
角栄先生が上越新幹線を持って来たのは新潟市民的には大成功に違いない感じである。
ちなみに北陸の視線を観察すると福井は大阪、金沢は半々、富山・新潟は東京向いてる。
古町からトボトボのんびりと歩いて駅の近所に戻り晩飯を食べ、ついでに一杯引っ掛けて
座席夜行での寝る準備完了。ほいで 23 時過ぎに駅入場したら向かいホームに大阪行の
寝台急行きたぐにが入線してきた。ボロボロの 583 系寝台電車の乗客はウラ寂しい人数。
発車する頃ヘッドフォンから流れてくるのはジェロの海雪であった・・・出雲崎は通らんけど。
すぐあとにこれから乗る快速ムーンライトえちごが入線。これまたボロボロの 485 系電車。
九州で乗った特急ドリームにちりんが新車に思えるような・・・まぁタバコ臭くないけどさ。
んで、発車間際にワタクシの隣にシャバゾウが乗ってきやがった!空席で発車を願ったのに。
ちっ!( ̄へ ̄;
定刻通り新潟駅を発車し、越後の闇に飲み込まれていくのであった。
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